赤髪の白雪姫

白泉社の月刊LaLaで連載中、アニメ化もされた正統派ファンタジー少女漫画です。只今連載が100回に到達しています。初めて見たとき、普通の少女漫画とは一味違うと感じました。

まず感じる魅力は、ヒロインの白雪が本当にカッコいいということです。様々な出会いを大切に、それが例え身分の違いがあるものでも、国境を越えていても、最初は悪いものに思えても、芯の強い性格で良いものに変えてゆく。そんな魅力のある女の子です。行動力や物怖じしない態度は、少年漫画の主人公に匹敵するものがあります。

お相手のゼン王子も、王子様としてのカッコよさが魅力的です。時には前線にでることもあるけれど、恋愛面や仕事面では基本的に互いの立場を尊重して、それでも友人関係、ひいては恋愛関係を続けていきます。出会いが重荷になることはなく、互いに成長していく。そんな二人の関係性がとても素敵だなぁと思います。

また恋愛模様が丁寧に描かれている一方で、本格派のファンタジーとしても楽しめます。詳細な王城の様子、リアリティのある薬剤師の仕事、まさかの海賊まで登場して波乱万丈の物語が進んでいきます。内容だけでなく、あきづき空太先生のとても美麗な絵でもその内容を楽しめます。本誌のほうでは空白の部分が単行本になるとかなり付け足されていたりするので、それも一つの楽しみ方だと思います。スクリーントーンの貼り方がとても綺麗で、透き通った絵柄が魅力的です。よく出てくる食事シーンなどもとてもおいしそうです。是非見てみてください。